治療方針
次に小児科へ。
所々にアンパンマンの人形やライダー的なオモチャが置いてある。
そこに、30代の夫婦と60代のオッサンが入るとなると違和感そのもの。
診察室に入ると小児科の先生が2人。
メインで指導やら治療する先生とサポートする先生。
話はほとんどメインで治療してくれる先生が。
まずはユーイング肉腫の名前の由来から、、、
そんなのはいらないんだけどな。
長々と話をされてこの癌の特徴?的なのをサラッと説明してくれた。
ほとんど整形外科で聞いた内容と同じで全身に癌細胞があると思っておいた方が良い。
手術で原発部位を取るだけでは治療にならない。
抗がん剤治療で全身治療をしていく必要がある。とのこと。
抗癌剤は2つの組み合わせの薬を交互に投与していくとのこと
まずはIE
I;イホマイド
E;エトポシド
1時間200mlの輸液を24時間ずっとしながら上の2つの薬剤を投与する。
その後輸液で腎臓に負担がかかりまくるのでウロミテキサンという腎障害を予防する薬を4時間近くかけて投与
これを1週間繰り返す。
その後何もなければ退院し、2、3日後に白血球を増やすジーラスタという薬を注射す
る。抗癌剤を行うと自分でもびっくりするぐらい免疫力が落ちる。
そのため、少しのことで風邪になりやすく重篤化しやすい。
免疫力を上げるためにジーラスタを打つらしい。
2週間の間隔をあけて次にVDC
V;ビンクリスチン
D;ドキソルビシン
C;シクロフォスファミド
この薬も上記同様24時間輸液をしながら日中に投与。その後再びウロミテキサンを投与するらしい。
これは3日でいいとのこと。
これで1クール
これを8クール繰り返す。まずは4クールやってから今度は放射線治療。
腰の原発部位に50Gyの照射を行う。1日2Gyを25回。5週間実施。
その後に再び4クールの抗がん剤治療。
治療期間は1年位と、、、
治療に伴う副作用には吐き気、脱毛、口内炎、便秘or下痢、肛門周囲のただれなどなど。体の柔らかい所がやられていくと。
抗癌剤での吐き気は飲み薬で対応する。イメンドカプセルと言うのを毎朝飲んでそれでもキツいと思うからその都度体に合わせた薬を出すみたい。
抗癌剤では身体の中の細胞を壊していくので髪の毛とか爪とか常に細胞分裂をしている細胞も壊す。ので、脱毛とかが著名になるそう。
精子も細胞分裂をして増えていくので抗癌剤をすると無精子症に高確率でなるらしい。抗癌剤治療をする前に希望ならば精子凍結をして子供を望むのならば顕微受精で妊娠出産をと。
今現在子供は一人。奥さんのお腹に一人宿っている。しかし、昔奥さんは流産、死産を経験しているので二つ返事で凍結をしますと答えた。
急ぎ精子凍結をしてもらえる病院を探し予約してもらう。
ここまで説明1時間。
長い、、、疲れてきた、、、