入院13日目
日曜日
少し自由度が増した入院生活は退屈で仕方がない。
点滴も取ってくれたので腕も痛く無いし今のところは服薬のみ。
手術をした腰の痛みはあまり感じないし、骨が癒合するまではコルセットを着ける生活。これも、過度に体を曲げないようにするためだけらしい。
できるだけ早く退院できるように歩く訓練をするが何もなしで廊下を歩くのはまだ怖い。
ふらつきがたまにある。
体力が落ちているんだな。
これじゃあ子供は抱っこできないし辛いなぁ。
夕方日曜日なのに主治医の先生が来てくれた。
特に変わりがないことを報告し早く帰りたい旨を説明すると「何もなしで歩けて、尚且つ階段も歩けたら」とのこと。
ほぼほぼ毎日先生が来てくれている。後日分かったのだが悪性腫瘍との診断で精神的に参ってないのかチェックしに来ていたらしい。
30代での悪性腫瘍。
若いほど進行が早いので早期に対処しないといけないがどんな腫瘍なのか分からないので手の出しようがない。
そうこうしているうちに全身に転移してしまう。
余命、、、
てのが一番懸念しているみたい。
この時はまだ切除で終了と思っていた。